導入事例
導入事例27
LRS社のVPSX導入
IBM System i環境とWindows環境の印刷統合を実現!
株式会社エンプラス様事例図(VPSX Impress)

お客様概要
株式会社エンプラス様
- 所在地
- 埼玉県川口市並木
- 設立
- 1962年2月
- 資本金
- 80億8045万円
- 従業員
- 約 370名(2008年3月末現在)
- 事業内容
- 総合精密電子部品メーカー。創業以来、精密加工技術をもとに、オプト事業、半導体機器事業、液晶機器事業にも進出、世界規模の適地開発、適地生産、適地販売をかかげ、社内ネットワークシステムがこれを支えています。
導入前のシステム状況
基幹システムはIBM System iを活用。他にPDMのWindowsシステム等、様々なシステムが稼動している。本社に設置されているIBM Systemiは、社内の最も重要な基幹システムとして支え、全国12箇所の事業所・関連会社をネットワークで繋ぎ稼動している。
IBM System i用として、約100台のプリンタが稼動しており、全てがパソコンの5250プリンタ・セッションを使って印刷。うち約30台はIBMシリアル・インパクト・プリンタを使用し、残りはレーザプリンタ・複合機等を利用。
その他に200台のWindowsシステムではPDM、各PCデスクトップアプリケーションが稼動しており、出力用としては各オフィスに存在するIBM System i専用プリンタとは別の他の約100台のプリンタが稼動。プリンタのメーカーや種類は富士ゼロックス、キヤノン、リコーなど、多数のメーカーを使用している。
お客様の課題
1)
IBM-5577(シリアル・インパクト・プリンタ)の老朽化と、プリンティング全体のTCOを削減し、管理体制を見直したい。ただし、現行のシステムへのインパクトは最小に、かつコストパフォーマンスの高いソリューションとしたい。IBM-5577をリプレースすること無く、既存設備のLBTを有効活用したい。
2)
従来、シリアル・インパクト・プリンタで15インチ幅の連続紙に印刷をしてファイル保管している文書をA4カット紙への印刷に切り替え、保管スペースや管理コストを削減したい。
3)
System iから遠隔地(他事業所)への印刷では、他事業所側に印刷のためのプリンタ・セッションだけのために5250PCを置いていたので、これらを何とかしたい。
4)
本社を含めた各拠点に大量のネットワークプリンタがあり、1台のプリンタに対してシステム毎に論理的に複数台で管理することは効率的ではないので、個々のプリンタを単一で管理したい。
NOSの提案
LRSのVPSXソリューションの提案をおこなう。IBM System xのWindows サーバとその上で稼動するLRSのVPSXを提案。お客様の課題について、それぞれ以下のようなソリューションを提案した。
1)
VPSXサーバの導入により、System iからの印刷とWindowsシステムからの印刷の統合。どちらのシステムからも、またネットワーク上のどのプリンタにも出力できるAny-to-anyプリンティング環境の構築。VPSXの標準機能であるWeb管理インターフェースの活用によるプリンタおよびプリントジョブの全社一点集中管理。
2)
VPSXの標準機能である、連続紙からカット紙への縮小印刷機能(スケール・トゥ・フィット機能)の利用。
3)
VPSXによるSystem i印刷機能を利用してSystem iからVPSXへ直結のTCP/IP接続と、VPSX下のすべてのプリンタへの直接印刷を実現。
導入効果
1)
IBM System iからの出力とWindowsシステムからの出力を統合してすべてのプリンタに出力可能にすることで、プリンタの稼働率が高まり、不要プリンタの整理統合ができた。新システムへの移行について、アプリケーション・レベルでの変更がほとんど不要であるために、移行が比較的スムースに完了した。VPSXの管理画面機能を利用することで、IS部門でのプリンタの全社一点集中管理ができるようになり、IT統制基盤の強化の観点からも効果があった。
2)
VPSXの標準機能を利用して、アプリケーション側には変更なしに、従来の連続紙への出力をA4横に縮小印刷が可能になった。これにより、印刷出力は従来使っていた旧型のシリアル・インパクト・プリンタを全機整理の予定。
3)
IBM System iからの遠隔地出力のためだけに必要だった遠隔地側の5250プリンタ・セッションを全廃でき、TCOの削減ができると共に、省スペースなどの副次的効果もある。
お客様からの感想
印刷のインフラを改善したいというのは長年の課題でしたが、コスト面、効果面で適当なソリューションが無く時間が経過していました。そんな折にNOSからのLRSのVPSXソリューションの提案は、弊社の要望の一つである『ホストアプリケーションの変更を最小限に、連続紙からカット紙への統合を実現できる』ということで、興味を持ちました。特に、現行のIBM System iのOutQの持ち方などを変更することなしに、フォーマットの異なる様々な印刷に対応できることが気に入りました。
全体的な移行の効果として大きかったのは、これまでSystem iからの遠隔地印刷において、印刷のためだけにプリンタごとに5250PCを置いてプリンタ・セッションを張っていましたが、それが一切不要になったことです。また、従来はSystem iの印刷とWindows系の印刷ではプリンタを別にしていましたが、今回のソリューションでどちらのホストからの出力も全てのプリンタに印刷できるようになり、プリンタの利用効率が上がりました。
連続紙からカット紙への移行に当たっては、帳票によってフォーマットの微調整などでいくつかの問題がありましたが、そんな折にもNOSおよびLRS日本支社のタイムリーなサポートを得ることができました。